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実際の講座の申し込みは終了しておりますのでであらかじめご了承ください。
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アマトゥール・デュ・ヴァン Amateur du Vin No.15 (2008-6-27)
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◆◆◆ 目次 ◆◆◆
1. そろそろセラーが買いどきです
2. 受験ハーフボトルセット 発売開始!
3. 連載コラム 有坂芙美子の「ラ・ヴィ・アン・ヴィーノス」
4. 連載コラム 葉山考太郎の「今週のご乱行」
5. 予告 来週登場の連載コラム!
6. スタッフ募集のお知らせ(正社員、アルバイト)
7. カーヴ・ド・ラ・マドレーヌよりお勧めワインのお知らせ
ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ 2006
8. 編集後記:ワインの名前をめぐって その9
みなさまこんにちは。アカデミー・デュ・ヴァン東京校の立花 峰夫です。
アカデミー・デュ・ヴァンのメールマガジン、アマトゥール・デュ・ヴァン
Amateur du Vin の第15号をお届けします。今号からいよいよ、豪華執筆陣に
よる連載コラムがスタートいたします!
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■□■ そろそろセラーが買いどきです ■□■
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ワインの勉強をはじめると、必ず習うのが「ワインの保管条件」。温度、湿度、
振動、光・・・・・・ワインをちゃんと保存するのはなかなか大変なのです。特に日
本で気になるのが温度ですね。「年間を通じて10~15度」の地下室があるおウ
チなんてそうそうありません。何年も寝かすのでなければ、極端に神経質にな
る必要はないのですが、しかし夏場の高温だけは避けなければなりません。日
本の夏、厳しいです。気密性の高いマンションなんかだと、真夏の昼に締めき
った部屋の中は40度ぐらいにはなるわけです。清水の舞台から・・・の決意で買っ
た宝物のワインを、夏に痛めてしまった経験のある人、わりと多いんじゃない
でしょうか。
とはいえ、「じゃあ地下室をつくるか」というわけにはなかなかいきません。
そこで皆さん、冷蔵庫型の家庭用ワインセラーを購入します。いろんなメー
カーさんが、いろんな収納本数のセラーを発売されているのですが、今アカデ
ミー・デュ・ヴァンでお勧めしているのが「ユーロカーヴ EuroCave」。安くは
ない製品ですが、庫内の環境は理想に近いです。アカデミー・デュ・ヴァン東
京校の奥の教室にディスプレイしていますので、ぜひ一度ご覧になってみてく
ださい。ユーロカーヴにはいろんなタイプがありますが、今強くお勧めしてい
るのが以下URLの二種です。価格を含めた詳細については、事務局までお問合せ
ください。
http://www.adv.gr.jp/eurocave/index.shtml
さて、ワインセラーを初めて買おうとされている方に老婆心のアドバイスをひ
とつ。収容本数は、多いにこしたことはありません。1本、5本なんてのは言わ
ずもがな、36本、48本ぐらいでも少なすぎます。最初は皆、「48本もあればウ
チでは十分」と思って買うのですが、あっという間に満杯になります。家での
保管が安心となると、買い物がスパークするようになるからです。で、セラー
を買って半年もたたないのに、「仕方ない、もう一台買おう」ということにな
る人が多いこと多いこと。最初から沢山入るやつを買っておいたほうが、あと
あと経済的なのです。
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■□■ 受験対策ハーフボトルセット いよいよ発売開始! ■□■
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この夏から秋にかけて、JSA呼称資格試験の受験をされる方に強い味方。テイス
ティング・トレーニング用のハーフボトルセットが、今年も発売されました。二
次試験で出題される頻度の高い品種・産地を、厳選して詰め合わせた10本セッ
ト&5本セットです。受験対策講座担当の当校講師の模範コメントも、各ワイン
に付けられています。ご自宅でのセルフトレーニングにぜひご活用ください。
Aセットは10本入り、Bセット(7月下旬以降発送開始)は5本入りで、含まれて
いる銘柄はすべて異なります。いずれも限定120セットで、昨年は早々に全数完
売してしまいましたので、お早めにお申込みいただければ幸いです。
詳細&お申込を希望される方は、アカデミー・デュ・ヴァンのウェブサイトか
ら案内チラシと購入申込書をダウンロードしてください(トップページ右側に
バナーがあります)。なお、この商品については、申込書の窓口提出、ファ
ックス送付、郵送送付のみでのお申込受付となります。ウェブサイトからのオ
ンライン申込はございません。
http://www.adv.gr.jp/
(アカデミー・デュ・ヴァンのトップページ/バナーは画面右側)
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■□■ 連載コラム 有坂芙美子の「ラ・ヴィ・アン・ヴィーノス」
「旅して飲もう イングリッシュ・ワイン」 ■□■
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ロンドンの5月、新緑が濃く鮮やかに多彩なバラの花咲く季節。
5月22日から3日間、開催された「第44回国際ブラザーフッド・ワイン会議」に
参加してきた。世界最古のワイン商団体「イギリス・ワイン・ギルド」の主催で、
ワインビジネスを先導してきたイギリス人の過去・現在・未来を垣間見る機会
であった。
古代ローマ人が侵入した頃のイギリスは気候温暖で、葡萄栽培が盛んだった、
といわれる。中世以降はもっぱらワイン輸入国、ワインの情報センターとして、
世界のワインビジネスの中心だったユナイテッド・キングダム(英国)がここ
20年くらい、専門家たちの間では、ワイン生産国としても注目されるようにな
ってきた。
現在、葡萄畑は約610ヘクタール、醸造所は380ヶ所余ある。生産量は白ワイン
が63%、赤12%、スパークリングワインが25%の比率である。市場全体のイギ
リスワインは0.3%と極小。
現代「イギリスワイン事情」のセミナーが開かれ、マスター・オブ・ワインのマ
ッギー・マクニー(女性)が解説した。冒頭、イギリスワインの背景として
「ブリティッシュ・コモンウェルス・ワイン(イギリス連邦)」の説明から始
まったのには驚いた。コモンウェルスは盟主国イギリスを中心に「ゆるやかな
独立主権国家の連合」として1931に発足した連合体である。加盟国は現在53カ
国で、歴史的には過去に植民地だったところが多い。
その経緯がワインにも関係しているとは、私には19世紀の「大英帝国のまぼろ
し」に出会うような、驚き・発見であった。
「まず、南アフリカ:喜望峰に到着したオランダ人が東インディアに向かう水
夫たちに新鮮な野菜と果実を供給するために、農業が始まった。葡萄栽培は
ケープタウンの北方で始まり、フランス系の品種を中心に国際的な品質のワイ
ンを醸造、輸出している。
オーストラリア:1788年の初上陸から葡萄栽培は行われていたけれど、商業的
な拡大が始まったのは1820年代である。1950年代にステンレス・タンクの使用が
普及して近代ワインの時代を迎えた。シラーズを中心にボルドー系赤品種に加
えて、最近はサンジョヴェーゼ、ネッビオーロなどイタリア系品種も目立つ。
白では、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブランのほかに、今後期待されるのが、
リースリングやヴィオニエなど。
ニュージーランド:コモンウェルスではもっとも遅く始まった国だけれど、最
適な栽培地の選択、品種の選択、すぐれた醸造家の技術などによって、ワイン
醸造ではすぐれた国である。ただ、生産量は限定される。
インド:紀元前800-1000頃、戦士や競技者がワインらしきものを飲んでいた、
という。1984年にシャルドネ、ピノ・ノワールなどの栽培が始まった。今後は、
中産階級が拡大するにつれてワインの消費量は年率25-30%くらいで、増加す
るだろう。
カナダ:北国にもかかわらず、近年、カナダはユニークなワイン生産国となっ
た。ヨーロッパ系の交配新酒、ヴィダル・ブラン、セイヴァル・ブランなどの
甘口に続いて、最近はリースリングやヴィオニエなど辛口ワインでも注目され
る。
キプロス:地中海の島国なので、葡萄栽培は古代から始まっていた。しかし、
聖ジョン騎士団が到着してキプロス特産のワイン”コマンデリア”を醸造して知
名度があがった。1980年代から品質の高いワイン生産に励む小規模な醸造家が
目立ってきた。
マルタ:フェニキア人が葡萄栽培を始めた古い島国である。1990年代に入って
フランス人、イタリア人専門家の投資と啓発によってワインの品質が高まった。
今後はシラーが注目される。」
以上のワイン国は私たち、日本人からみると、ほとんど新大陸のワインである。
日本マーケットには、1980年代から登場した新参ワインだけれど、イギリス人
から見ると、かつて「わが大帝国の支配圏のワイン」よネ、という感覚なのだ
ろう。
誇り高きイギリスの「宗主権」がワインの世界にも脈々と息づいている。この
外交的な感覚、日本人もこれから多いに参考にしたい。
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■□■ 連載コラム 葉山孝太郎の「今週のご乱行」 ■□■
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●6月13日(金)
浜松町にある正統派ワイン・バー、「アポジェ」が6月14日に閉店するという
ので、その前日に行った。お店にすれば、「こいつ、5年の間、ほとんど来な
いで、店を閉じる直前の一番忙しい日に来やがって。しかも、今日は13日の金
曜日だぞ」という感じだろう。その通り、ホントにスマンこってす。
浜松町はオフィス街なので、飲み屋は多くない。それでも、駅を出て、照明で
オレンジに浮かび上がる東京タワーに向かって100mも進むと、日本で一番たく
さんキリンビールが売れる居酒屋、「秋田屋」がある。ネクタイをきちんと締
めたサラリーマンが歩道まであふれ出し、黄色いビールのケースに腰を下して、
焼き鳥の煙がわんわん立ち込める中、ビールを一気飲みしている。髪の毛だけ
でなく、ネクタイにプリントしたライオンも焼き鳥臭くなっているに違いない。
秋田屋の反対側、表通りを1本中へ入ると、照明の落ち着いた静かな道になる。
薄暗い中、急に、鮮やかなオレンジ色の日除けが目に飛び込んでくる。ゴッホ
の描いた「夜のカフェテラス」みたいなオシャレな雰囲気の店が「アポジェ」
だ。インテリア雑誌に出てきそうなセンスのよい店内には、シャンパーニュ、
ブルゴーニュ、ローヌのお値打ちワインをぞろっと揃えている(明日、閉店す
るのに、こんなに宣伝してもなぁ……)。
外にテラス席があり、5年前、初めてここへ来た時、夜風に当たりながら、ぼ
けーっとシャンパンを飲んでいたら、妙に背筋がしゃんと伸びて姿勢のよい長
身の女性が4、5人、眼の前を通り過ぎた。へぇ、超スタイリッシュなオネエ
サンだなぁ、170cmを超えているのでバレリーナじゃないだろうと思っていると、
また、ショートカットの茶髪にスタイル抜群のオネエサンが2人、同じ方向に
通り過ぎた。歩く姿が病的に颯爽としている。モデルさんに見えなくもないが、
モデルさんにはない華やかなオーラがバチバチ出ている。えっなんだこりゃ、
と店主の永田さんに聞くと、「この先に、宝塚の宿舎がありまして」というこ
とだった。なるほどね。確かに、カチカチに化粧をしたら、「ガルシア、酒屋
を叩き起して、ありったけのラム酒を持ってくるんだ。ホセ、お前は花屋へ行
って、店中のバラを抱えてこい。女達は宴の準備だ」という台詞が似合いそう。
この店で飲めるのは今日が最後だから、気分は、アラビアンナイトの王様のよ
うに、金貨1000枚を積み上げて、ありったけのワインを飲みたいところ。でも、
日本のしょぼいワイン・ライターは、数千円の持ち合わせしかないので、結局、
クレマン・ド・ブルゴーニュをボトルでもらった。ホタテのサラダと、牛スジ
煮込みをオーダーして、貧乏たらしくちびちび飲んでいると、5年前と同様、
タカラジェンヌが3人、前を通り過ぎた。2年後には、星組のトップ・スター
になってスポット・ライトでまぶしい大階段を下りてくるのだろう。明日で舞
台に幕を引く「アポジェ」のテラス席で少し寂しい気分になった。5年間、お
疲れ様でした。
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■□■ 予告! 来週登場のコラム!! ■□■
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来週登場する連載コラムは、売れっ子心理学者伊東明博士による『愛されるワ
イン通」になる心理法則』。伊東明博士のプロフィール、まずは以下をご覧く
ださい。
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JSA認定ワインエキスパート。米国ワインエデュケーター協会認定CSW。WSET
Higher Certificate。(株)東京心理コンサルティング代表取締役。
心理学の博士号を持ち、企業研修やコンサルティングから、テレビ・ラジオで
のレギュラー出演、新聞・雑誌連載等のマスコミまで幅広く活躍中。ベストセ
ラー『心理戦で絶対に負けない本』『聞く技術が人を動かす』『恋の心理法則
50』をはじめとする著作が50冊以上ある。最新刊は『人生が劇的に上向く「脳
内会話」の法則』(ダイヤモンド社)。
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伊東博士、雑誌やテレビなどにも頻繁に登場されているので、皆様どこかで一
度ぐらいは彼の記事や話を目に/耳にされているのでは、と思います。ワイン
についても大変造詣が深く、この秋からはアカデミー・デュ・ヴァンで講座も
担当いただく予定になっています。
さて、この伊東博士が、専門家としての鋭い観察眼で「ワイン通」の不思議な
生態(!?)を赤裸々に暴き出し、世間の人から愛される存在になるにはどうし
たらいいかを指南してくれるのがこのコラムです。すでに愛されている方、ま
だ愛されてない方のどちらにも役立つ内容ですので、どうかお楽しみに!!次
号から二週連続の登場です。
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■□■ スタッフ募集のお知らせ(正社員、アルバイト) ■□■
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アカデミー・デュ・ヴァン東京校では、一緒に働いてくださるスタッフの方を
募集しています(正社員、アルバイトそれぞれ若干名)。ワイン教室の運営、
ワイン販売といったアカデミー・デュ・ヴァンが行うワインビジネスに興味を
お持ちの方、ワインに触れられるアルバイトをしてみたい方は、ぜひご応募
ください。ワイン業界での勤務経験のある方、ワインの知識がある方、事務ス
キルのある方、平日夜や土日勤務できる方、歓迎いたします。詳細につきまし
ては、以下担当者までお問合せください。
担当: 立花 峰夫 tachibana@adv.gr.jp 電話:03-3486-7769(代表)
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■□■ カーヴ・ド・ラ・マドレーヌよりお勧めワインのお知らせ ■□■
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このコーナーでは、アカデミー・デュ・ヴァン東京校の小さなワインショップ、
カーヴ・ド・ラ・マドレーヌで販売しているお勧めワインをご紹介します。
今回はイタリアワイン。ジメジメした日本の夏の友、軽くて爽やかな白です。
銘柄は、ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ。今年のJSA試験に向けて
勉強中の方や、過去に試験を受けられた方にはおなじみのワインですね。イタ
リアには現在DOCGという法律上の「最高級ワイン」が36銘柄ありますが、ヴェ
ルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノもそのうちのひとつ。トスカーナ州に
はたくさんDOCGワインがありますが、白はこれだけなんですね。
試験に出るから覚えないといけない、という理由だけで知名度はけっこうある
ワインなのですが、実際に飲んだことのない人がほとんどではないでしょうか。
ブドウ品種はヴェルナッチャ。罪のない素直なワインでいいですよ。
造り手のテルッツィ&ピュトーは、この産地のリバイバルを推し進めた有力生
産者です。1974年にこの地にやってきた余所者で、かつ前職はヨットマンとバ
レリーナという変り種の夫婦だったのですが、最新の醸造技術を次々に導入し、
クリーンでフレッシュなヴェルナッチャを造って名をあげました。
暗記に苦しむ受験生の方には、特におススメします。飲んで覚えるのが一番で
すから。暗記に苦しんでない方にも、2,100円という価格なら十分に楽しめるワ
インですよ!
Vernaccia di San Gimignano 2006 / Teruzzi & Puthod
ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ 2006 / テルッツィ&ピュトー
品種:ヴェルナッチャ100%
国:イタリア(トスカーナ)
タイプ:白辛口、ライトボディ
登録生価格: 2,100円(税込)
⇒ お買い求めはアカデミー・デュ・ヴァン東京校の窓口にて♪
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■□■ 編集後記: ワインの名前をめぐって その9 ■□■
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先週は、ワインの造り手が、自分のワインに子供の名前なんかをつけちゃう、
という話をいたしました。今週は本筋から離れますが、その逆のケースについ
て。そう、いきおい余って自分の子供にワインの名前をつけてしまった人につ
いてのエピソードです。
そもそもワイン好きというものは、何か名前を付けるチャンスがあると必ず、
気に入ったワインの銘柄をもってこようとします。ペットにワインの名前を付
けている人も多くいますが、一番お気軽にそうした遊びができるのは、プライ
ベートのメールアドレスでしょう。ワインの仕事をしていると、しょっちゅう
みたいなアドレスの人に遭遇する機会があります。ただ、人気銘柄のワイン名
は当然取り合いになるわけでして、登録しようとしたら先に押さえられている、
ということも少なくありません。よって、
みたいに、ちょっと余計な文字を加えたメアドもよく見かけます。ちなみに私
のプライベートのメアドは、何の色気もない乱数的文字の羅列。プロバイダか
ら割り振られた初期アドレスを、そのまま使っているのですね。マメさも遊び
心も何もない、ヒジョーにつまらない人間だということが瞬時に相手に伝わっ
てしまうので困っています。が、メンドくさいので変えません。閑話休題。人
間の子供の話に入りましょう。
ワイン業界で働く知人の話です。2005年に、待望の第一子、息子さんが誕生さ
れました。この方、ブルゴーニュ大好きっ子だということもあり、あの偉大な
る赤ワイン、ロマネ・コンティから名前をとって、息子さんに「ろまね」という
お名前をつけられました。響きのよい美しい名前だと思います。
アメリカのプロ・バスケットボール NBAのスター・プレイヤー、コービー・ブ
ライアント Kobe Bryantに関して、両親が大の神戸牛ファンで、息子に牛の名
前をつけたという衝撃的なエピソードがありますが、「ろまね」くんの場合は
大いにアリだと思います。「なんでワインはよくて牛はあかんねん」と問われ
ると返答には窮しますが。
さて、ワイン好きの方に子供が生まれた場合、そのバースデー・ヴィンテージ
が発売されたときに、お気に入りの銘柄を買うというのがお決まりです。とこ
ろが、ロマネ・コンティ、数年前から新着ヴィンテージの「末端価格」が1本
100万円を超すようになりました。2005年ヴィンテージは、まだ日本では発売
されていませんが、作柄が良いこともあってさらなる値上がりが予想されてい
ます。すでにアメリカやイギリスでは発売されていて、えらいことになってい
る、という噂も聞きます。
そこで先日、「ろまね」父と話をした際、
「ロマネ・コンティ 2005年、ロンドンで180万円だって。でもパパはかわいい
息子のために買うよねー、当然」
と、意地悪で尋ねてみました。そうすると、
「・・・・・・いやあ・・・、ヴォーヌ・ロマネで許してもらおうかな、と最近は・・・」
とモゴモゴ言っています。弱気になるな「ろまね」父、ここは借金してでも、
家を売ってでも買えー、とさんざん炊きつけたのですが、さてどうするでしょ
うね。楽しみです。(峰)


